こちらはミントンにより1800年代後期～1900年代初頭に高級陶磁器や宝石を扱っていたオービントンブラザーズの為に制作されたディナープレートになります。 当時、富裕層や有力者を主な顧客としていた米国の高級メゾンは、顧客に販売できる最高品質の洋食器を求め、こぞってミントンに注文していたと言われています。 ミントンのお家芸でもある金を盛り上げて立体的に造形される装飾や、手作業によって量を調整され施されるビーズ状の装飾などが組み合わされ、細部に至るまで贅沢に彩られています。 こちらの作品には花や植物のモチーフが多く用いられています。 当時制作されていた洋食器の中でも、最上級の部類に入るお品です。 これほどのグレードのものを現在制作しようとすると、原材料費や制作にかかる手間や時間を考えると現在価格で数十万は下らないとも言われております。 軟質磁器ゆえの若干のニュウ、経年による微細な擦れや金彩の変色は多少見受けられますが、美観を大きく損ねる致命的な損傷はなく、年代を考慮しましてもアンティークとして大変良好なコンディションです。 底面には、オービントンブラザーズがミントンに発注した当時のバックスタンプが御座います。 サイズは洋食器の中でも特に大きいディナープレートになりますので、飾って頂いた際にも迫力があり、観賞用としても大変素晴らしい圧巻の作品です。 ゴールドの施された面積が多く、実際にお手にとって頂きますとお写真で見る以上に綺羅びやかに感じられると思います。 市場に出回る機会も極めて限られており、状態の良いものは年々少なくなっております。お探しの方は大変貴重なこの機会をお見逃し御座いませんよう、是非お手元でその美しさをご堪能頂ければ幸いです。 【詳細情報】 サイズ 幅：約28cm 高さ：約3cm 技法　金彩、金盛（22-24金） 年代1873～1912年頃 こちらのプレートは現在、複数点ご用意が可能となっております。 1枚以上のご購入をご希望される場合は、お気軽にご相談下さい。 他にも外国製の貴重な工芸品やテーブルウェアを多数出品しております。